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2022.10.12

竹田写真館の十周年展 特別公開 10組の家族写真 09








コロナ禍で途切れてしまった
お客さまもいますが、
徐々に戻ってきてもらっています。

それでも2、3年
お会いできていないお客さまもいらっしゃいます。

逆にコロナ禍からのお客さまで
もう3回お越しいただいている方も
いらっしゃるわけですから、

時が経つのは本当に早い
そう実感します。

まだ未知だったウィルスに
目まぐるしく変わっていく
状況の中で

小さい写真館とはいえ
様々なジャッジが求められました。

結果、感染拡大当初は
竹田写真館も約三ヶ月間、休業させていただきました。

医療機関や関係各所に
負担をかけないようにということも、
一つ理由でした。
あと学校が休校になったことも大きかったです。

そして「不要不急の外出を避ける」
この言葉が常に引っかかっていて
写真館は生活維持に必要かというわれると
必要じゃないと言わざるを得ない。

写真館は非常時に必要ない。

そんな理由で休業しました。

その間、
ご予約いただいていました
お客様にお断りのメールをすることが
本当に辛かったです。

ちょうど卒業、入学と
新しいスタートのタイミングでしたが
自らが決断したことで。
写真が撮れない。

自ら強い思いを持って始めた
写真館の存在意義を
自らが否定してしまっているようで、
本当に辛い時期でした。

でも同時に
たくさんの当たり前の日常に
感謝できるようにもなりました。

色々と条件を設けながら
写真館を再開した際は、

皆さん
どんなテンションで
お越しいただけるんだろう?
マスク姿で
お子さんは笑ってくれるんだろうか??
不安でいっぱいでしたが。

皆さん普段通りで
たくさんの温かいお言葉もいただけました。
お子さんに至っては
本当にコロナ前と何も変わっていない。

その姿をみて、
もう何があっても休まないと決めました。
わずかな間でも変化があるのに、
そのことをテーマに始めた写真館なのに。

非常時でも
命は誕生するし、死も当然訪れる。

写真が今必要かどうかは
お客さまが判断することで、
写真館はずっと開けておかないといけない。

再開後の皆さんのいつも通りの笑顔で
そういう考えに至りましたし。
本当に支えていただけました。

10年の中に、
こんな大変なことが起きるとは夢にも思っていませんでしたが、
ようやく、写真館も日常を取り戻しつつあります。