Diary | 繋がり

2024.01.05

年始のご挨拶

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

この度、能登半島地震により被害に遭われた方々に
心よりお見舞い申し上げます。

まだまだ余震の続く中、
懸命な救助活動が続いています。
自分のことを地震になぞらえて
語るのは時期尚早

不謹慎なことかもしれませんが、

過去にあった大きな地震で
心を大きく揺さぶられ、
自分なりの道を歩んで辿り着いたのが
竹田写真館です。

阪神淡路大震災がなければ、
カメラマンになっていなかったと思います。

それまでの人生は大きな災害もなく、
もうこの時代に昔のような災害は起きないだろう。
人智が自然を超えたと勘違いしていました。
今より豊かだった時代、
自分自身も、
両親の傘のもと生温く生きていたと思います。

そんな自分が人生で初めて経験した大きな揺れ、
見慣れた神戸の街の惨状を目の当たりにして
「悔いを残さないように生きないと」
初めて20歳の僕にスイッチが入ったと思います。

その頃からずっと頭にあるのは
「思いついたことはとにかく行動してみる」
後回しにせず、言い訳せず、とにかく行動する。
写真の世界に入り、
日本二周の旅に出たり、
独立させていただいて、
この行動力はスイッチが入っていないと
できなかったことだと思います。

そして16年が経ち
東日本大震災が発生しました。

この東日本大震災がなければ、
竹田写真館はなかったと思います。

他の職業についていたなら
ボランティア以外にも
現地で何か役に立てることもあったと思います。

こういう時に写真は、カメラマンは何の役に立つんだろう。
自問自答しながら向き合っていました。
そんな中、津波に流された写真を拾い集める被災者の姿を見て
「自分の仕事がもっと人の役に立つのではないか」
子を授かったばかりの36歳の僕は
大きく仕事への向き合い方が変わっていきました。

自分のことしか考えていなかった自分が、
家族ができたタイミングで、
仕事への向き合い方が変わり、
誰かのために自分の技術が役に立つのでは
そんな中、震災翌年に生まれたのが竹田写真館でした。

新年早々大変なことが起きて、
僕が何かできるわけでは、もちろんありません。

自分のことではなく、誰かのことを思って、
一日一日を真剣に生きることしかできないと思います。
ただ日々の地道な道のりの先に
誰かの心に寄り添えることが
写真でもできる。カメラマンでもできる。
そう信じて今年も
写真館をはじめ様々な写真を撮っていきたいと思います。

最後に
お越しいただいているお客様、
サポートしていただいている皆さん、
がいらっしゃって
竹田写真館は営業を続けることができます。
本当に感謝です。

今年も竹田写真館をどうぞよろしくお願いいたします。

館長 竹田俊吾

 

 

2023.12.31

2023年もありがとうございました

先ほど、写真館のペンキを塗り終え、
今年も無事にこの時を迎えることができました。

ご来館いただきました皆様
いつも陰で写真館を支えて頂いている皆様
本当にありがとうございました。

竹田写真館も、12度目のお正月を迎えることになります。
今年は料金値上げにも関わらず、
お越しいただきましたお客さまには
感謝しかありません。

振り返ると、
昨年の十周年イベントで力を使い切って、
目の前のお客さま以外のことを
おざなりにしてしまっていました。
新しい台紙のパーツの製品化を
そのままにしていたり、
SNSの更新が途絶えてたりと、、、。

来年はコロナも落ち着きましたし、
活動的にと思っています。
心の内はメラメラと燃え上がっています。

まずは1月から三ヶ月連続で
イベントを開催しようと企んでいます。

また皆さんの許可を頂けるようでしたら
SNSにてお写真使用させて頂いて、
宣伝にも少し力を入れていきたいと思っています。

新年営業は1月6日からです。
営業日昨日アップしました。
本年も本当にありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いします。

 

 

2023.09.22

十二年目に向けて

竹田写真館は開業して
本日で十一年が経ち、十二年目を迎えます。

これまで写真館にお越し頂きました全ての皆様。
そしていつも写真館を支えて下さっている皆様。
ありがとうございます。

昨年の今頃は十周年イベントで
盛大にお祝いをしていただきましたが、
もう一年かと驚愕しております。

この一年は、
新たに始めたSPS(サブスクフォトサービス)という
月額制サブスクカメラマンという取り組み。
SPSについて

それに加えて、月に一回
篠山の作陶家、柴田雅章さんのお宅にお邪魔させていただき、
貴重な仕事や暮らしを体感させて頂きながら
写真を撮らせていただくという取り組み。
柴田雅章さんについて

月に一度の取り組みが増え
写真館のやるべき宿題を何一つ解決できないまま
あっという間に一年が過ぎ去ってしまいました。

新しい紙製フォトシートと
新しい木製フレーム(化粧箱)は無事完成しましたが、
紙製フォトシートにジョイントするパーツ類の商品化が
止まったままです。

さらには皆さん大変なご時世の中、
写真館も値上げに踏み切って
お客様にご負担いただく形になってしまったこと。

それでもいつものあのご家族が、あのお二人が
今年もご予約いただけて、
またお会いできる、
お話しできる。
そんな季節が来て、
本当にありがたく、嬉しく思うと同時に
皆さんに甘えてばかりだなぁ
と反省の十一周年です。

この一年は写真館の新しい取り組みが
ほとんどできなかったので、
次の一年でやるべきことを
言い訳ができないように、
ここで箇条書きします。

・5年ほど更新できていない展示室を刷新する。
・3年ほど更新できていない写真館に飾ってあるお客様のお写真を更新する。
・新紙製フォトシートのパーツの商品化。
・新商品のホームページを更新する。
・「勝手に写真館」という新たな取り組みを始める(準備でき次第発表します)。
・来年からあることをテーマにお客様のご自宅に伺い撮影をさせて頂く出張型のサービスを開始する。
・写真館でのイベントを一回は開催する。

ほぼ決意表明の周年挨拶となりましたが。
どうぞこれからも竹田写真館をよろしくお願いいたします。

 

 

2023.01.04

年始のご挨拶


新年明けましておめでとうございます。
竹田写真館は11回目の年始を迎える事ができました。
誠にありがとうございます。

年末年始にかけて今年もバタバタで、
昨年に続いて、12月は一回もダイアリーの更新ができておらず、
年始の営業スケジュールも未だ公開できておりません、、、(明日やります)。
恒例の年末の挨拶も2年続けてできておりません。
すみません。

年末のご挨拶の代わりと言っては何なんですが、
昨年は竹田写真館十周年展を開催することができました。
そしてたくさんの方にお越しいただいて、
お祝いしていただきました。
大切な節目のイベントとなりました。

子供たちも楽しかったみたいで、
子供たちの要望に応える形で、
十一周年展(バー営業のみ1日だけ)もやるかもしれません(笑)。

話は逸れましたが、
この10年お越しいただいた全ての皆さま、
支えてくださっている皆さま。
がいらっしゃってこその
節目のイベントでした。

改めましてこの場をお借りしまして
御礼申し上げます。

そしてもうすでに11年目がスタートしております。
次の大きな節目は二十周年だと思います。
写真館もお子さんも成人。
この節目では竹田写真館の写真集を作りたいなあと
気が早いですが、大きな夢を描いております。

未来の大きな目標を
先に口にしてしまいましたが、
もちろん一番大切なのは、
目の前の一日一日です。

一日一日を大切に生きていくからこその
見えてくる景色があると思います。

そして、そんな景色に寄り添ってくれるのが、
写真という表現なんだとも思います。

竹田写真館としても
一組一組真剣に向き合ってきたつもりです。
次の景色に向かって、
今年も一組一組
皆さんと歩いて行けたらなあと思います。

今年は卯年。
館長竹田俊吾は年男です。
卯年乙女座です。

年男、今年もピョンピョンと
全国各地、写真館の活動も
元気よく飛び跳ねていきたいと思います。

今年もどうぞお付き合いよろしくお願いいたします。

館長 竹田俊吾

 

 

2022.10.17

竹田写真館の十周年展 特別公開 最終回 父と母









今までカメラマンをやっていても
父母を撮るなんてことは殆どありませんでした。

これも写真館を始めたことによる恩恵です。

いまだにこの歳になっても男というのは
照れがあって面と向かって
親とは本音で喋れません。
たくさんの会話もしません。
感謝を伝えれません。

ただ一年に一度の
撮影の日は、いい写真を撮るために、
他愛もない話をしながら
笑顔を引き出して撮影します。

撮影というスイッチのおかげで
いつもより少し踏み込んで
自分の思いも言えたりします。

でも毎年、今年が最後になるかもしれない
という気持ちも常に持って
シャッターを切っています。

年々そう思います。

切ったシャッターの数が
物語っています。

コロナなどで、
2年ほど撮影が
飛んでしまいましたが
10年で8枚の写真が残せました。

初年度は21枚、次の年が17枚、
翌年29枚、12枚、16枚、24枚、35枚、
コロナになってから最初の撮影は69枚。
一昨日がまさに2022年の撮影日だったのですが、
59枚でした。

最初の方は照れもあって
なんとも少ない枚数ですが、
親の老いと枚数が比例していきます。
コロナも影響していると思います。

最初の方は恥ずかしくて
早く終わらせたいと思っていた時間が
年々愛しくなってきているんでしょう。

今回の展示で初めて
親の写真を並べて見返えしました。

一年一年だと
それほど変わりはありませんが、
10年で見比べると
本当切ないほどの変化がありました。

髪が薄くなり、
白髪が増え、
シワが増え、
姿勢も丸くなり。

自分自身も
もう生涯の半分はとっくに過ぎ去り、
残りの時間を考えるようになってきました。

もちろん両親との残された時間も
刻一刻と迫ってきています。

でもそんなことは
大きな病気になったり、
身近な人が亡くならないと

気づかない、考えないことです。

写真館というのは
そういう
いろんな思いが交錯する場所でもあるんだなと

写真館を始めたことで
改めて気付かされました。

年に一度、両親の写真を収めながら、
不思議な時間を過ごしています。

未来ある時間もあれば
残り限られた時間もあります。

それこそが人生というか

だからこそ
輝けるし、
愛おしいし、
美しい。

それぞれの家族が歩んできた歴史、未来が
写真館にはあるのです。

ホームページの冒頭にあるように

さまざまな想いが重なって
写真館を始めましたが、

一番背中を強く押してくれたのが
東日本大震災の津波で流された写真を
探す被災者の姿でした。

写真が
誰かの気持ちに寄り添ったり
救えることもある
写真の持つ力に触れ、
自分の思いが確信に変わりました。

今回、
「竹田写真館の十周年展」で展示をさせていただいた
お写真が920枚。
今回ダイアリーとSNSで掲載させていただいたお写真が
そのうちの107枚。

このような機会を
設けさせていただいたのも

写真館での撮影が一生に一度のもではなく、
またハレの日だけのものでもなく、

親が子を思い、
子が親を思う。
誰かが誰かを思う。

そんなごく普通の。
もっと日常に寄り添った
身近な存在になれば、

そうなれば
きっと街にはたくさんの
素敵な写真館で溢れるはず。

そんな時代になればという願いでもありました。

最後に展示、掲載を許可していただきました皆さま
改めまして本当にありがとうございました。

以上をもちまして14回に分けて投稿させていただきました。
特別公開終了とさせていただきます。

 

 

2022.10.16

竹田写真館の十周年展 特別公開 それぞれの家族写真 03












最近の嬉しいことの一つに
若い世代のお客さまが増えてきたことが
あげられます

10年前、37歳になったばかりで始めた写真館
当初のお客さまは同年代か、
若くて10歳位年下の方がほとんでした。

話の内容も、感覚も近く
それはそれはいい時期を過ごさせていただきました。

現在は、本当にありがたいことに、
20歳くらい下の年代の方も増えてきています。

ちょうど自分と自分の子どもの間くらいの世代の方です。

平日の仕事でもその世代の方が増えてきて
人生の後輩というより、子供に近い歳の差。

後輩ぐらいの年齢差だと、
自分の物差しをぶつけがちですが、

歳の差がある若い方々に対しては
羨望の眼差しです。

キラキラしていて、どんなことを考えて、どう思っているのか
興味が尽きないです。

なので、ついつい質問攻めに。

知らないことを知れるのは
何歳になっても楽しいことです。

そして、そんな年代の方々に
面白がっていただけるのは、
本当に本当に嬉しいことです。

 

 

2022.10.15

竹田写真館の十周年展 特別公開 それぞれの家族写真 02











小さいお子さんと一緒に来られるお客さま、
当然、親御さんはお子さんの良い表情を
撮ってほしくて写真館に来られます。

色々と
お気に入りのおもちゃを持ってきたり
YOUTUBEで好きな曲を流したり。
必死になって、我が子の笑顔を引き出そうと
とても良い風景です。
親御さんの表情もなんとも幸せそうです。

もちろん、竹田写真館も
今しかない
お子さんの良い表情を残そうと努めます。

ただ、それ以上に
親御さんの良い表情を残そうとしています。

大きくなってお子さんが写真を見返した時
まだ記憶のない頃の若い親が
なんとも良い表情で自分と写っている。

結局、家族写真は
親が子に残す言葉のないメッセージなんだと思います。

こうやって
小さい自分を連れて
写真を残してくれてたんだな。

そう思うだけで
お子さんには伝わるものがあると思います。

「何この髪型ー」
「え、こんな服着てたん??」
「若っ!!」

ある程度の年齢になると
いじられることもあるかと思いますが。
内心嬉しいはずだと思っています。

お客さまのオーダーがあれば
撮影はするんですが、
竹田写真館が表向きにソロショットを撮らないのは
そういう意味です。
肖像写真もお断りしています。

個人の写真を撮る写真館ではなく
関係性を撮る写真館なのです。

 

 

2022.10.14

竹田写真館の十周年展 特別公開 それぞれの家族写真 01











今回の特別公開ですが、
本来なら、展示させていただいたお客さまのお写真
全てを公開させていただく予定でいました。

そのために皆さんに展示の許可を伺う際に
SNS掲載の許可も
同時に確認しておりました。

残念ながら
とてつもない枚数であることと、
撮影、作業が続き、
断念しましたが、

その一部として、
今回「10組の家族写真」を
公開させていただきました。

こちらは一組一組の歴史を
時系列に沿って
並べさせていただきました。

今までこうして
写真館のお客さまの
お写真を掲載させていただく機会が
なかったので
すごく反響もありました。

そういう声を聞くと
また欲が出てきまして、、、。

他にも
竹田写真館には
色々なお客さまが
いらっしゃることを
知っていただきたい。

当たり前ですが、
同じ家族はいない。

様々なご家族の形があって、
それぞれ歴史があります。

ご家族になりたての方もいらっしゃれば、
何十年と一緒に過ごしてきたご家族も
いらっしゃいます。

そんな皆さんに
10年間本当にたくさんのことを教わり、
人としても成長させていただいています。

本当にたくさんのご家族の中から
毎年お越しいただいている方も
1枚に絞らせていただいた上での
30組のお客さまの貴重なお写真。

「それぞれの家族写真」と題し
3回に分けて公開させていただきます。

 

 

2022.10.13

竹田写真館の十周年展 特別公開 10組の家族写真 10










毎年1時間、
10年通っていただいても10時間。

普段の仕事だと
初めましての方でも一日で
そのくらいの時間
ご一緒することもザラにあります。

でも同じ10時間でも全然違う。

1日の10時間と、10年の10時間。

こんなに知っているのに、
こんなに長いお付き合いなのに

まだ10時間。

不思議な気持ちになります。

また普段の仕事の撮影では、
撮られたくない方もいらっしゃいます。
色々と気を遣いながら、
様々な角度からアプローチしながら
ベストな写真が撮れるように
心がけます。

僕のこともほとんどの方は知らないと思いますので
撮影に来たカメラマンといった認識でしょうから
写真が苦手な方でしたら
そこも最初の大きな壁です。

でも写真館のお客さまは

竹田写真館のことを知っていただいた上で
皆さん写真を残したくてお越しいただける。

もう完全ホームグラウンドです。

なのでカメラの前に立った時点で良い表情。
最初に姿見を見ていただくのですが
まさにその時の表情がたまりません。

そんな
ありがたいお客さまと10年。
10年で長い人で10時間。
なんとも不思議な時空を旅させせていただいております。

改めまして、この10年間で
竹田写真館にお越しいただきました皆さま、
竹田写真館に関わっていただきました皆さま、
「竹田写真館の十周年展」に携わっていただきました皆さま、
ありがとうございました。

今回このような機会を設けさせていただいて、
今までの10年に一旦、
いい区切りをつけることができました。

今までを振り返り、
これからにむけて整理する
良い機会になりました。
お客さまの竹田写真館への思いもたくさん聞かせていただき、
たくさんの愛と力をいただきました。

これからも感謝をしながら、
一組一組のお客さまとの時間を大切にしながら、
良い時間を積み重ねていけるよう精進します。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

2022.10.12

竹田写真館の十周年展 特別公開 10組の家族写真 09








コロナ禍で途切れてしまった
お客さまもいますが、
徐々に戻ってきてもらっています。

それでも2、3年
お会いできていないお客さまもいらっしゃいます。

逆にコロナ禍からのお客さまで
もう3回お越しいただいている方も
いらっしゃるわけですから、

時が経つのは本当に早い
そう実感します。

まだ未知だったウィルスに
目まぐるしく変わっていく
状況の中で

小さい写真館とはいえ
様々なジャッジが求められました。

結果、感染拡大当初は
竹田写真館も約三ヶ月間、休業させていただきました。

医療機関や関係各所に
負担をかけないようにということも、
一つ理由でした。
あと学校が休校になったことも大きかったです。

そして「不要不急の外出を避ける」
この言葉が常に引っかかっていて
写真館は生活維持に必要かというわれると
必要じゃないと言わざるを得ない。

写真館は非常時に必要ない。

そんな理由で休業しました。

その間、
ご予約いただいていました
お客様にお断りのメールをすることが
本当に辛かったです。

ちょうど卒業、入学と
新しいスタートのタイミングでしたが
自らが決断したことで。
写真が撮れない。

自ら強い思いを持って始めた
写真館の存在意義を
自らが否定してしまっているようで、
本当に辛い時期でした。

でも同時に
たくさんの当たり前の日常に
感謝できるようにもなりました。

色々と条件を設けながら
写真館を再開した際は、

皆さん
どんなテンションで
お越しいただけるんだろう?
マスク姿で
お子さんは笑ってくれるんだろうか??
不安でいっぱいでしたが。

皆さん普段通りで
たくさんの温かいお言葉もいただけました。
お子さんに至っては
本当にコロナ前と何も変わっていない。

その姿をみて、
もう何があっても休まないと決めました。
わずかな間でも変化があるのに、
そのことをテーマに始めた写真館なのに。

非常時でも
命は誕生するし、死も当然訪れる。

写真が今必要かどうかは
お客さまが判断することで、
写真館はずっと開けておかないといけない。

再開後の皆さんのいつも通りの笑顔で
そういう考えに至りましたし。
本当に支えていただけました。

10年の中に、
こんな大変なことが起きるとは夢にも思っていませんでしたが、
ようやく、写真館も日常を取り戻しつつあります。

 

 

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