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2022.10.07

竹田写真館の十周年展 特別公開 10組の家族写真 04







展示会場では縦を軸に
そのご家族の歴史の通り
上から下へと飾れせていただきました。

長い年月来られている方は
丸々、縦一列に達しました。

先日、展示を観に来られたお客さまから

「携帯で撮影していたご自身の展示写真を
帰ってから何気に見ていたら、
なんと隣に飾ってあった写真のご家族は
奥さんと初めて出会った飲食店の方でした。」

というメールをいただいて、びっくりしました。

もちろん知る由もなかったことで
本当たまたまで、
そんなことがあるんだ、

と勝手に導かれてる気がしました。

でも写真を生業にしていると、
そういうことって稀にあります。

信じるか信じないかは人それぞれですけど、
自分の意思で撮ったものと、
何かの力が働いて撮らせていただいてる写真と
があるんですね。

これは不思議です。
そういう撮らせていただいた写真って
本当に稀なことで
説明ができないんですが
本当にいい写真なんです。

少し脱線してしまいましたが、
展示の話に戻しますと。

今回何度謝っても謝りきれないことが
起こってしまいました。

作業が間に合わず、
展示初日に予定数の1/3の300枚ほどしか飾れませんでした。

後半戦の三連休前にようやく予定数の900枚飾れたのですが、
醜い言い訳をすると
今回撮影させていただいたお写真を
一から見返して選びなおすところから
プロジェクトはスタートしました。

なぜかというと、10年を振り返りたかったのと、
今まではその年々のいい写真を選んでいましたが、
今回は未来から過去に遡ってセレクトができるので
その目線から何か連なるものがあるんじゃないか
という思いであえて厳しい道のりを選びました。

だからこそ本当に見ていただきたかった写真だったんですが
間に合わなかったことは
無念であり、申し訳ない気持ちで
久しぶりにどっぷりと落ち込みました。

そして最後に
改めて展示の許可をいただいたことにも感謝なんですが、
皆さん、写真のセレクトも委ねてくださいました。
これは本当にありがたっかたです。

当然ですが
本来、お渡しするお写真は
ご家族皆さんのお顔が
ある程度わかる写真をセレクトしていましたが、

今回はお顔がはっきり写っていなくても
自分目線で
印象に残っているいいシーンのいい写真を基準に選ぶことができました。

本当、こんなありがたいお客様に囲まれた
写真館は世界中見渡してもないんじゃないかと、
心が震えました。

本当にありがとうございました。