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2020.12.04

大阪モデル、レッドステージに対する写真館の対応について

本日から12月15日まで、大阪モデルに基づく、大阪府新型コロナ警戒信号が
赤色信号になりました。
大阪府民に対して「できる限り、不要不急の外出を控えてください」
ということで、感染者拡大による、重症病床のひっ迫を受けて医療体勢が深刻になりつつある。
そんな状況からの大阪モデル、レッドステージ(非常事態)になりました。

竹田写真館では現在、条件付きでの営業とさせていただいています。
その条件の中には、
「政府、大阪府、関係機関などから、不要不急の外出を控えるよう要請があった場合は休業をさせていただきます」
という項目があるので、
本来なら休業をさせていただく段階に入ってしまったのですが、
下記の大阪府からの要請の内容を踏まえ
今まで通り、感染防止対策を徹底して、営業を継続したいと思います。
a、につきましては少し長くなりそうでしたので「竹田写真館の考え」として下記にまとめました。
d、につきましては、レッドステージ期間内でご来館予定のお客様には要請に従っていただくようにアナウンスさせて頂きます。

もちろんお客様側で、
重症化リスクの高い方、不安に感じられる方、今無理して撮影しなくてもいいという判断に至る方
それぞれの状況や考え方があると思います。
今までは、撮影は不要不急にあたるという個人的な観点から、
このような要請には直前の発表であっても全て応じてきましたが、
(結果お客様には多大なご迷惑をおかけし、こちらの思いに対しご理解をいただいてきました)
ただ、このコロナ禍での営業を続けてきた中で、
「今しか残せない」、「今を残したい」というたくさんのお客様の思いに触れ、
また毎年ご来館いただいているお客様もたくさんいらっしゃる中、
様々な考え方があるかとは思いますが、
今までのように、こちらから一方的に判断し休業するのではなく
今回は最終的な判断はお客様に委ねようと思いました。
もちろん今まで通り直前でもキャンセル料は頂きませんので、
しっかりご検討いただきまして、
当日朝までにご連絡いただけると幸いです。

日々状況が刻々と変化していきますので、
状況がさらに悪化した場合は、こちらの判断で、
直前でも休業とさせていただく場合もございます。
あくまでも現段階、現状況での写真館の対応とさせて頂きます。

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令和2年12月4日から令和2年12月15日まで『レッドステージ(非常事態)の対応方針に基づく要請』

府民・事業者の皆さまへ

府民の皆様へ

a、できる限り、不要不急の外出を控えてください
b、「5人以上」「2時間以上」の宴会・飲み会は控えてください
c、GoToEatキャンペーン事業で付与されたポイント又は既発行の食事券、府少人数利用・飲食店応援キャンペーン事業で付与されたポイントを利用した飲食を控えてください
d、重症化リスクの高い方(高齢者、基礎疾患のある方等)は、不要不急の外出を控えてください
e、高齢者の方、高齢者と日常的に接する家族、高齢者施設・医療機関等の職員は、感染リスクの高い環境を避け、少しでも症状が有る場合、休暇を取得するとともに早めに検査を受診してください
f、「静かに飲食」、「マスクの徹底」(飲食の際も会話時はマスクを着用)、「換気と保湿」

事業者の皆様へ

事業者の皆さまにおかれましては、各業界団体等(下記の内閣官房ホームページ掲載団体等)が
g、専門家の知見を踏まえ作成した感染拡大予防ガイドラインを遵守し、新型コロナウイルスのまん延防止にご協力をお願いします。

 

大阪府ホームページより(わかりやすくアルファベットをふっています)
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「竹田写真館の考え」
不要不急と言われると、正直悩みます。
家族やお越しになられる方々の記録は不要不急なのか??
春先からこの言葉が出てくるたびに
嫌な気持ちになってきました。
もしこれを認めてしまうと、
不要不急な仕事をしているということになります。

写真というものは、
ある人にとっては不要不急なものだと思います。というか不要な方もいらっしゃると思います。
ただある人にとっては今撮らないといけない大切な存在であると思います。
大きく分類してしまいましたが、
竹田写真館はどちらかというと写真が大切な存在だと思ってらっしゃる方に向けて
始めた場所でもあります。
だからこその煩わしい写真館であるんだと思います。
ただそんな写真を大切に思っているお客様にも、
今まで不要不急という言葉で、急な休業をお知らせしないといけないことが
再三ありました。
2月末から休業した際もそうでしたし、
3月末に一時営業を再開した時も、不要不急の県をまたぐ往来の自粛要請が発表された時は
府外のお客様にご来館の自粛をお願いしました。
もちろんその時期は卒園卒業、入園入学シーズンで
不要不急ではないのにそうお伝えしないといけない、
撮影って何なんだ!写真館って何なんだ!と
今しか撮れない写真を撮りに来られる
お客様のお気持ちにお応えできない悔しさと、
自ら思いを持って始めた写真館を
自らで否定しているような哀しさで、本当に辛い時期でした。
その後は再度しばらく休業をさせていただいていました。
営業再開後の夏頃には第二波が訪れ、
感染者の多かった東京都から不要不急の県をまたぐ往来、旅行や帰省の自粛要請が発表されました。
その際も東京からお越しの予定だったお客様に事情を説明して自粛いただきました。

ずっと今まで安全寄りのスタンスで、かつ感染拡大防止のために
様々なことを犠牲に営業を続けさせていただいてきました。
大変なのはどこも一緒ですし、もっと大変な職種の方もいらっしゃいます。
コロナウィルスで亡くられた方、そのご家族もいらっしゃいます。
当たり前のこととしてそうしてきました。

そんな中、秋の忙しい時期を迎え、毎年お越しいただいている方々の
いつもの顔、いつもの声、いつもの笑顔を見ているうちに、
やっぱり不要不急ではない、今しか撮れないものはある。
そして思いを持って、こんな小さな写真館を頼ってお越しいただける皆様に対する、
感謝の気持ちと、少しでも写真を通してお応えしたい。
そういう思いがどんどん膨らんでいきました。
夏頃は寒くなるこの時期に第三波がくることは予想していましたし、
緊急事態宣言や、営業自粛要請、不要不急の外出自粛、県をまたぐ移動の自粛などの要請があった場合は
いつでも従うつもりでいました。
お客様にも休業する旨などの条件をご了承いただきながら、
走れるところまで走ろうと思いここまで、12月までなんとか営業を続けて来れました。

そして今回のレッドステージの発表を受け、
一晩考えましたが、
基本的にはご家族単位であること、他のお客様同士が接する機会がないことを踏まえ、
引き続き感染拡大防止にしっかり取り組み、気を付けながらでしたら、
営業させていただいてもいいんじゃないかという結論に至りました。

コロナが騒がれて約一年、この間にももちろん
新しい命が誕生して、新しく家族になられた方々がいて、お子さんも一年分成長されています。
色々な思いや考えの個人差、温度差もありますし、
感染者の拡大により大変なことになられる方、職業の方もいらっしゃると思います。
そういう気持ちを持ちながら、感謝しながら
条件付きでの営業を続けさせて頂きたいと思います。
長くなりましたが、どうぞよろしくお願いいたします。