Diary | 2020.06

2020.06.30

収集物



約100年前、アメリカの小さな田舎町で写真館を営んでいた一人の男性、
亡くなってしばらくしてから見つかった大量の写真が、日の目を浴びます。
その後写真集となり、そこからまたしばらくして、とある古本屋に並んでいました。
そして写真館を始めたばかりの一人の男の目に留まり、
その男の収集の物語が始まりました。

その男というのは私ですが、
その『DISFARMER
という写真集に出会った時、
強烈なインパクトがありました。
写真なんでもちろん何も語らないんですが、
生きてきた時代も場所も重ならない。
そんな名もなき人の大量の写真を見た時、
この人たちの生活やその時代、
また一緒に写っている人のこと、
写真館に足を運んだ思い。
そんな分かりもしないことを
勝手に想像している自分がいました。
そして、100年という時空を超越して、
自分の心を揺さぶってくる『写真』
というものの物凄さを改めて感じました。

この出会いをきっかけに、
もっとたくさんの写真館で撮られた人の写真を見てみたい。
写真館の歴史を知りたい。写真館ってそもそもなんなんだ?
そんなスイッチが入りました。

古本屋さんの出会いから7年。
写真館に関する写真集や資料、
また家族や大切な人と、写真の関係性が出ているもの、
撮り続けられている作品などなど
いろんなところで集めてきたものを、
こちらのダイアリーの『収集物』というコーナーで
少しづつ少しづつ紹介してきました。
今まで目立たない感じでしたが、
写真館でも閲覧できるよう片隅に置いていましたが、
蔵書が増えてきたことと、
ほとんどの方が気付かれずに帰られていたので
このような棚を作って、目立つようにしました。
せっかくなので、
もしお時間あるときはゆっくりご覧ください。

収集物

2020.06.25

料金の値上げについて

以前、お伝えしましたが、
昨年の消費税増税に伴う、写真館の料金の値上げを
2020年9月1日から実施させていただきます。

具体的な変更内容につきましては下記の通りです。
基本セットは2000円の値上げ、追加商品は500〜1000円の値上げになります。

また創業当時から守り続けてきました
基本セット15000円ですが、
毎年、お越しいただくための写真館であることと、
町のお寿司屋さんのような存在でありたい。
そんな思いからこだわりをもって決めた金額です。
どうしてもこの金額は残したくて
基本ミニセット15000円としまして
撮影料、データのみの最低限のセットで残すことにしました
正直写真をわざわざ撮りに来られて
データだけというのも心が痛いのですが、
データ便でお写真をお渡しすることで
商品そのもの、梱包にかかる費用、送料を抑えることができます。
どちらを選ばられるかはお客様に委ねまして
こちらとしましては今まで通り、
一生に一回の写真を撮る写真館ではなく、
通っていただける写真館を目指して
考えた苦肉の策です。
何卒ご理解ご了承いただけると幸いです。

今年は新型コロナウィルスのパンデミックで
竹田写真館もそうですが、
皆様も仕事、私生活において予定が狂ったり、
様々なことが起こり本当に大変だったかと思います。
もちろんパンデミックが終息した訳ではありません。
乾燥し寒くなってくる時期に、
再び第二波、第三波が訪れる可能性も十分に考えられます。
本来ならたくさんのお客様で賑わう秋が
今年は例年のような営業はできないであろうと考えております。
感染症対策はもちろんですが、
ご予約の受付数を減らさざるを得ない、
最悪の場合は、緊急事態宣言が再発令し、
写真館も再度、休業せざるを得ない状況も出てくるかもしれません。
そういう意味も込めて
料金据え置きの8月末までに、
是非今年は寒くなる前の時期にたくさんのお客様と
お会いできることを楽しみにしております。

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◎基本料金

基本セット
撮影料(1ポーズ)+紙製フォトスタンド、紙製フォトシート、プリントのいずれか+データ(数点)
15000円→17000

基本セット+木製フォトフレーム仕上げA、Bタイプ
撮影料(1ポーズ)+木製フォトフレームA、Bタイプ+データ(数点)
22000円→24000円

基本セット+木製フォトフレーム仕上げCタイプ
撮影料(1ポーズ)+木製フォトフレームCタイプ+データ(数点)
20000円→22000円

NEW!!
基本ミニセット
撮影料+データ(数点)
15000円

追加1ポーズ
撮影料+紙製フォトスタンド、紙製フォトシート、プリントのいずれか+データ(数点)→撮影料+データ(数点)
5000円

◎追加商品

木製フォトフレームA、Bタイプ
8500円→9000円

木製フォトフレームCタイプ
6500円→7000円

紙製フォトスタンド、紙製フォトシート
1500円→2000円

A4プリント
1000円→2000円

2Lプリント、ハガキ、Lサイズ
500円→1000円

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以前の記事

 

 

2020.06.23

条件付きの営業から新しい生活様式での営業へ

竹田写真館では、
新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、
約3ヶ月休業させて頂いた後、
5月30日より条件を設けての営業を再開させて頂いております。

あっという間に6月も後半になり、
緊急事態宣言も県またぎの移動も解除され、
仕事も生活も、少しずつ平穏を取り戻しつつあります。

写真館も再開からもう少しで一ヶ月が経ちます。
いつもとは少し違った営業スタイルで最初は戸惑いもありましたが、
少しずつ笑顔と活気が戻ってまいりました。
新しいお客様、一度お越しいただいたことのあるお客様、
何回もお越しいただいているお客様、毎年お越しいただいている皆様。
そんな皆様にご来館いただいて、いろいろお話しさせていただいて、
写真を撮らせていただいて、
今まで以上に本当に嬉しいです。
本来はこういう時期なので手短に撮影を終わらせないと!
と思いつつ、ついついいつも以上に喋り過ぎています、、、。

営業再開後は新型コロナウィルスの感染拡大防止のための、
条件付きでの営業でしたが、7月からは新しい生活様式での営業とさせていただきます。
簡潔に言いますと、
これまではお客様にご来館の「条件」としまして強い目のお願いをさせていただいてましたが、
今後は「お願い」という形で、引き続きお客様にもご協力を仰ぎながらにはなりますが、
感染拡大防止と気持ちよくお写真を撮りにきていただけることの両立を目指して、
営業させていただければと思っております。
まだ収束したわけではありませんので、通常の営業とはいきませんが、
一旦、一歩前進できるのかなと思っております。

 

◯こちらの準備としまして

1、お客様が触れられる可能性が高い場所を重点的に、
手ピカスプレー、ビオレu手指の消毒液で除菌をします。

2、撮影前のリスニングですが写真館入口付近でマスク着用の上、安全な距離を保って行います。

3、営業中は入り口の扉を開放し、換気扇とサーキュレーターを使用しまして、常時換気をさせていただきます。

4、撮影中もマスク着用で安全な距離を保って行います。

5、通常はたくさんお話をして、場が和んでからの撮影で全体一時間の内容ですが、
感染リスクを減らすため縮小バージョンで進めさせて頂きます。

6、プレゼントで撮らせていただいておりましたスナップ写真が撮れない場合もございます。

7、通常は前後のお客様とのインターバルを15分で設定しておりますが、
しばらくの間はインターバルを30分にしまして、いつも以上に清掃と換気を行います。

8、普段の生活において、マスク着用を徹底し、手洗い除菌を頻繁に行い、可能な限り人混みを避け、
健康管理には万全を尽くします。

9、私自身、毎日検温をし、37.3度以上の熱が出た場合、若しくは熱がなくても、
咳、喉の痛み、倦怠感等、味覚障害等のコロナウィルスの症状が疑われる場合は
直前でもお客様に状況をお伝えしまして休業させていただきます。

10、9、のような症状がでた場合は医療機関の指示に従い、
安全が確認されるまで休業いたします。

 

◯お客様へのお願いとしまして

1、どなたかお一人でも、37.3度以上の熱がある場合、若しくは熱がなくても、
咳、喉の痛み、倦怠感等、味覚障害等のコロナウィルスの症状が疑われる場合、
解熱剤を使用されている方。
またそれらの症状がなくても、現在感染の発生源となっている場所に
何らかの心あたりがある方のご来館をご遠慮させていただきます。

2、明らかに咳をされていたり、風邪の症状が見られた場合は、
その場で撮影を中止させていただく場合がございます。

3、撮影時以外のマスク着用のご協力をお願いいたします。

4、玄関前に簡易の手洗い場を設けております。
また館内には手ピカスプレー、ビオレu手指の消毒液も準備しておりますので、
ご自由にご使用くださいませ。

5、大勢での撮影をご遠慮させていただく場合がございます。

6、もし写真館来館後に、1、のような症状が出た場合、
もしくは新型コロナウィルス検査が陽性だった場合は、
感染の拡大を防ぐために速やかにご連絡いただけると幸いです。

 

なお以下の場合は、ご予約の直前であっても休業する可能性があることだけ
ご理解ご了承のほどお願いいたします。
休業の場合はこちらから直接ご連絡させていただきます。

1、感染が再び拡大し、政府、府、関係機関などから、不要不急の外出を控えるよう要請があった場合。

2、私自身が新型コロナウィルスに感染した場合やそのような症状が見られる場合。

3、家族、仕事関係、お客様などで新型コロナウィルスに感染された方などが出て私自身も濃厚接触者となった場合。

4、世の中の状況が悪化した場合。

5、営業をするための色々な準備ができなくなった場合。

お客様側でも、色々なことが考えられると思います。
竹田写真館では基本キャンセル料はいただいておりませんので、
当日朝でも結構です、お問い合わせフォームからキャンセルしてください。

お問い合わせ

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*7月3日に追記しました*
7月に入り、東京では連日100名を超える新規感染者が報告されています。
竹田写真館では、上記の通り7月1日より
新しい生活様式での営業とさせていただいております。
当面はこのスタイルで営業をさせていただきますが、
もし関西でも感染が拡大してきた場合は、
私の判断で、少し厳し目の条件付きの営業に戻させていただく可能性もあります。

前回の条件付きでの営業の詳細

またその他にも、政府、府、関係機関などから
県またぎの移動の自粛などの要請があった場合は
指定された都道府県にお住いのお客様のご来館を
お断りする場合がございます。

日々状況が変化しますので、こちらも柔軟に状況判断しながら
感染拡大防止のために今まで通り細心の注意を払い、
営業を続けさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
ご不明な点などございましたら、
いつでもお問い合わせフォームよりお問い合わせくださいませ。

お問い合わせ
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2020.06.20

2020年7月8月開館日のご案内

開館日をご案内致します。

7月
04日(土)終日空いています
05日(日)10時から、13時から空いています
11日(土)終日空いています
12日(日)9時半から、14時から空いています
18日(土)終日空いています
19日(日)終日空いています
23日(木・祝)終日空いています
24日(金・祝)終日空いています
25日(土)終日空いています
26日(日)終日空いています

8月
01日(土)終日空いています
02日(日)9時半から、12時半から空いています
08日(土)終日空いています
09日(日)終日空いています
10日(月・祝)終日空いています
15日(土)終日空いています
16日(日)終日空いています
22日(土)終日空いています
23日(日)終日空いています
29日(土)終日空いています
30日(日)終日空いています

*撮影は一時間です
*完全予約制になります
*上記以外の日時でも可能な限り調整致します
*上記は本日(6/20)の予約状況で以降の予約は反映されません
*新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、現在条件付きでの営業となっております

条件付きでの営業の詳しい内容
新型コロナウィルス感染拡大による条件付き営業について

お気軽にお問い合わせ下さい
お問い合わせ

2020.06.15

わたしの写真館




コロナ騒動の真っ只中、今年3月。
137年の歴史を誇る写真館が、
その長い役割に幕を閉じました。

徳島県で代々続いてきた立木写真館、
著者は、1980年NHK朝の連続ドラマ小説「なっちゃんの写真館」
のモデルになった4代目立木香都子さん。
三人兄弟の母でもあり、次男は写真家の立木義浩さんです。

今までたくさんの写真館にまつわる
物語を読ませていただきましたが、
大部分が、著者は写真家本人ではなく、娘さんや、お孫さんで、
自身の記憶や、ご家族、ご兄弟、残されたたくさんの写真を元に
在りし日の写真館に想いを馳せ、お話が進んでいきます。
そして戦争とともに多くの物語も終わりに近づいていきます。

今回のこちらの著書は、
写真館をされている本人が書かれているということで、
技術的な部分が書かれていたり、
写真をやっている人でないとわからないニュアンスも含まれています。
カメラマン、写真館を営む人の気持ちも書かれていて
勉強になる部分がたくさんありました。
また戦後の写真館の姿も描かれていて、
近年に至るまでの写真館の道筋やイメージが垣間見れました。

戦前はまだ一部の人のためのものだった写真館が、
戦後、日本が復興して、人々の暮らしが良くなっていく中で、
高度経済成長期を迎える頃には、
日本中の多くの家族が写真館を利用する時代になったと思います。
本を読みながらそんな写真館が盛況だった時代が想像できます。
そんな時代の中でも立木写真館は
大きな存在であったんだろうなと思います。
アメリカ営業写真家協会の写真展に入賞し、
日本人として初めてその機関紙の表紙に選ばれたり、
今では当たり前の結婚式の前撮りも
こちらが始められたものだそうです。
技術と設備を常に向上させ、お客様をおもてなす気持ちが
そういったアイデアや行動として形になっていたことが
本を通して容易に想像できます。

そういった写真館が使命を終えるのは
なんとも言えない複雑な気持ちになります。
色々と勉強させていただいて自身の写真館にも
反映していきたいと思います。

2020.06.01

上野彦馬



6月1日は「写真の日」。
日本人が初めて写真撮影に成功した日。
天保12年(1842年)国内で初めて薩摩藩主、島津斉彬が撮影された日にちなみ
昭和26年(1951年)制定されました。
ようやうコロナ騒動も少し落ち着き、
次のステージへと進みはじめるこの月初め、
写真にとっても大切な記念の日でした。

私自身、写真の世界に身を置くようになったのは
会社員時代を過ごしたのちの20代半ば、
もうこの頃は、人に対する憧れなどはなくて、
自分自身どういう風に生きていくか、
を考える年齢にあったと思います。
そんな私にも10代の頃にはこんな人になりたいというアイドルがいました。
マイケルジョーダン、ジョンレノン、坂本龍馬、の三人です。
圧倒的に到達できない域にいらっしゃる、説明不要の人たちです(笑)。
写真を始める前、10代の頃にも彼らのたくさんの有名な写真と出会っていたわけです。
ダンクコンテストでフリースローラインから跳躍しリングを捉えるマイケルジョーダン、
チームUSAのユニフォーム姿でいい表情で写るドリームチーム結成時の雑誌の表紙、
アビーロードを歩くビートルズ、
NEWYORK CITYのTシャツ姿で腕組みするジョンレノン、
袴にブーツ姿で懐に手を入れ台にもたれかかる坂本龍馬、
写真というのは被写体あってのもので
特にこのような有名な人物の写真だと、
写真に興味がない人にとっては撮影したカメラマンというのは
それほど大切なことではないのかもしれません。

まだ写真と出会っていなかった10代の自分も
例に漏れず坂本龍馬を通じて
知らず知らずのうちにカメラマン上野彦馬の仕事を知っていた訳です。

上野彦馬は、化学を学ぶ際に蘭書からホトガラフィー(写真)の存在を知り、
技術を学び習得、感光剤に用いられる薬品は研究を繰り替えし全て自作。
長崎に上野撮影局を開業しました。
日本最初期の、写真館であり、職業写真師です。

坂本龍馬(現在では弟子が撮影したことが通説になっているそうです)の他にも、
伊藤博文、高杉晋作、桂小五郎(木戸孝允)など
幕末、維新後に活躍した多くの人物の肖像写真を撮った人物で、
彼の名前を知らない人はいても、
彼の撮った写真を見たことがない人はいないと思います。

写真創成期は本当に苦労の連続だったと思います。
彦馬が単独で人物撮影に成功した際は、被写体の顔いっぱいに白粉を塗り屋根瓦の上に不動の姿勢を5分間保たせ、
通行人に鬼瓦と間違えられたそうです。

そして撮影もさることながら、写真には欠かせない薬品を確保するための苦労も大変だっと思います。
硝酸銀を得るためにメキシコドルの銀貨を、1回に10ドル20ドルづつ硝酸に溶かしていたとか、
アンモニアを得る際は、獣肉が禁忌だった当時、生肉が付着している、一頭分の牛骨を土中に埋めておき、
腐り始めた頃に掘り出して釜に入れ、煎じ、蒸留して採っていたとか

とにかく今では考えられない

さらに薩摩藩主、島津斉彬が家臣の二人を試しに写させようとしたところ、
家臣は先祖に申し訳ないと切腹。
鎖国時代から徐々に開国に向かう中、様々なものが伝来、
一般の人にとっては化学やそういった目新しいものが薄気味悪がられた時代に
周りの冷たい目にも流されず写真の道を探求できたのは、
もともと化学を学んだ人だったのと、新しいものへの感覚、
なにより自分が納得いくまで研究を重ねる人だったからこそなんだろなと思います。

そんな時代を経て写真館は徐々に全国に広がりを見せていきます。
もともと写りさえすれば良かった明治の前期に、
今度はレンブラントの作品から影響を受け、
肖像写真において、白と黒、光と陰の処理が、どんなに大切なことか
画面のしめる明暗の分量をどう配置するか、その効果を考えることが、
写真の構成上、大きな問題であることに気づいたのです。
初めてライティングという概念が生まれた瞬間です。
また西南戦争での従軍カメラマンの経験を経て、単に技術の巧拙ではなく、
対象に深く分入って、そのいのちを表現しようとする傾向になっていったそうです。

上野彦馬が残したたくさんの貴重な写真が
「最も雄弁なる無言の歴史」の語り部として、
動乱の世の中で撮影自体も本当に大変だった150年前の時代と
平和で誰しもが簡単に撮影ができるようになった今の時代と
を結んで様々な大切なことを伝えている気がします。

なお冒頭で記載した「写真の日」については
当初、彦馬の父、上野俊之丞が薩摩で藩主島津斉彬の撮影に成功したという
記述を元に制定されましたが、
のちに誤りだったとわかっています。
実際、国内で最初にダゲレオタイプ(銀板写真)の撮影に成功したのは、
安政4年(1857年)9月17日に薩摩藩士の市来四郎と宇宿彦右衛門らが
藩主島津斉彬を撮影したということでした。
ちなみに上野俊之丞がダゲレオタイプ(カメラ)を
初めて輸入、入手した人物とされています。