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2020.07.20

続けることの大変さと、続いてることへの感謝




何事も続けることがいかに大変なことか。

自粛期間中に、マイケルジョーダンのドキュメント
「ラストダンス」を鑑賞しましたが、
あのバスケットボールの象徴、マイケルジョーダンでさえ
モチベーションを持続させることの大変さが、
映像から窺い知れました。

先日のダイアリーでも書きましたが、
この春、徳島の立木写真館が137年の歴史に幕を閉じました。
他にも、この新型コロナウィルスのパンデミックの状況下で、
一度は名前を聞いたことのあるような会社や店が
続々と閉店、倒産しています。
自分の身近なところでも、
そういったニュースが飛び込んできています。

もちろん感情的にはそれはすごく悲しいことです。
今まで当たり前のようにあったものがなくなるんですから。
でも冷静に考えると一つの時代の終わりであるんだと思います。
徐々に移り変わる時代の変化もあれば、
このような急激な時代の変化もあるんだなと実感しています。

といっても自然災害で、そこにあったものがなくなったわけではなくて
今までの仕組みや今までの形、やり方の終焉であって、
そこにはまた新しい時代へ適応できる新しい仕組みや形、
やり方が生まれるということですから
ある意味、チャンスでもあるということだと思います。

ただ、それがどんどんスマホ一つで収まったり、
架空なものになっていくのは、さみしいことで。
やっぱり人が介在することが、
自分の足で体験できることが、
自分は好きなんだなぁ、と改めて感じました。

そんな中、近くのディーラーさんが本日で
89年の歴史に幕を閉じられます。
レンタカーのサービスもされていて、
本当にたくさんお世話になりました。
1年以上前だと思いますが、
ある日「竹田さん、実はレンタカーのサービスをやめるんです。」
と言われびっくりしていましたら、
「竹田さんは、今まで通りお使いいただいて構いませんので!」
と特例でそのまま使わせていただいておりました。
朝早い時間、夜遅い時間、営業時間外でも融通を利かせていただいたり、
長女の自転車の補助輪を取っていただいたり。
夏休みの帰省の際に借りた時は、
「お盆はうちも休みなんで、お盆期間中の代金はいらないですよ!」とか。

今はスマホ一台あれば、シェアカーを借りれる便利な時代ですが、
こういう顔が見える関係というのは
古いタイプの人間にとっては本当にありがたいことでした。
よくよく考えると日常の買い物も、食品に関しては、
ほぼほぼ空堀商店街とその界隈のお店で賄えています。
魚屋さん、お肉屋さん、昆布屋さん、果物屋さん、
いい食材が揃うスーパー。
その道その道のプロフェッショナルが
扱う商品が買える、
そしてそんなお店が続いていることに感謝しかありません、

まさに自分がやりたい写真館というのはこういうことなんだと思います。
そしてそうなれるためにも、心を健全に、きちんと準備をして
世の中の空気や時代が変わっても、
変化しながらも、根本はブレず、
満足いただける商品を提供し続けることが、
本当に大切なことだと改めてこの大変な時期に思います。
40歳半ばで、まだまだ反省の日々ですが
街の先輩たちの様に
1日も長く続けられるように、これからも頑張っていきたいなと
改めて思う次第です。

七五トヨペットの皆さま
今まで大変お世話になりました。
本当にありがとうございました。