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2017.01.03

移転にまつわるお話

竹田写真館は今年の9月に開館から丸5年、5月には移転から丸2年を迎えます。
お越し頂きましたお客様はもちろん、その他にも沢山の方々のお力をお借りしながら、
写真館の営業を続けさせて頂いております。
そして移転の際もそうでした。
沢山の方とのご縁やお力添えの物語があって今があります。
今の場所で竹田写真館が営業を始めるまでを
何回かに分けてお話をさせて頂きたいなと
苦手な文章とのにらめっこが始まりました。
時間が経ってしまいましたが、お付合い頂けましたら幸いです。
携わって頂きました皆様ありがとうございました。

第1話『物件探し』

写真館から徒歩5分。子供から大人まで様々な発見と刺激があるアトリエe.f.t.。
代表吉田田タカシ君のご好意により2012年秋、アトリエ休講日に間借りで始まった竹田写真館。
タカシ君がいなければ思いは形になっていなかったのです。
「いつまでいてくれてもいいよ。」と有難いお言葉を頂いておりましたが、
もう40歳近いおじさん(当時です。今は40歳超えています)。
いつまでも甘える訳にもいかないと、間借りは3年以内という設定を自分自身に設け、
その当時からずっと物件を探しておりました。でもこれがなかなか大変でした。
第一条件は天井高(3300mm)と写真館のセットを組める広さがあること(6000x6000mm)。
そして立地。予算、雰囲気、フィーリング、共通の趣味など盛りだくさん。
まず最初のハードルが天井高、この高さをクリアする物件がなかなか無く、
古いビルかビル一階部分しかないとのことが判明しました。
一階というのが以外と問題で、基本予約制なのでそんなに人目につかなくてよかったのと、
色々機材や大切なものが多いので目立つと防犯上不安がありました。
また一階は家賃が高いところが多くちょっと難しいなぁと思っていました。
次に立地ですが、第一希望はアトリエe.f.t.の近く。
あとは何となく雰囲気が良さそうで天井の高い物件がありそうな
阿波座周辺をまずは当たってみましたが、
天井高が可能な物件自体少ないのと予算が桁外れで腰を抜かしました。
そうやって物件を探しては、心が折れて放り投げてを繰り返す日々。
第一希望の玉造、谷六界隈はシラミつぶしに探して、
もう玉造を諦めてうんと遠い郊外で始めるか、もう少し間借りさせて頂くか、
諦めムードが漂う三年目を迎える春先。
意外な所から吉報が届くのでした。

アトリエe.f.t.

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お客様のご希望とアトリエe.f.t.の空き時間を調整して間借り営業をさせて頂いていました。
(当時の室内の様子)
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机を寄せて、その都度セットを組んでいました。
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ビルの4階ということもあり、恐る恐る入って来られるお客様もいらっしゃいました。
(当時のビル外観入口の様子とちょうど4年前の館長)
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’’たのしいにいのちがけ’’を心に、「つくる」を通して「いきる」を学ぶ場として、
アトリエe.f.t.ではこどもから大人まで、様々な年代の方がものづくりをしています。
そしていつもグッと来る熱い刺激を頂いております。
(写真館一周年時にポラロイドで撮らせて頂いた集合写真)