Diary | 繋がり

2021.01.17

1.17

阪神大震災から26年。
今でもその日のことを鮮明に覚えています。
当時ちょうど二十歳だったのですが、
まさに成人式を終えて少し経ったタイミングでした。
両親のおかげで何不自由なくその年を迎え、
将来のことに対しても漠然としたことしかなかった
のんびりと時間を浪費しながら日々を過ごしていました。

でもこの災害を近くで経験して、
人の命の儚さであったり
当たり前にあったものが一瞬の自然の力で、
脆く崩れ去ってしまう現実を目の当たりにして、
自分もいつ死ぬかわからない、
後悔しないように一生懸命生きないといけない。
初めて自分のお尻に火がついた瞬間でした。
そして亡くなられた多くの方々に対しての
二十歳の自分ができる
せめてもの行動でもありました。

その後、思い立ったら行動するというのが
身についてきたように思います。
そしてその後、当時は想像もしていなかった
今の職業につくことも、
東日本大震災を機に写真館を始めることも。
今思えば全てつながっているように感じます。

阪神大震災で心に突き刺さった、様々な現実が
今ある自分の原点だと思います。

毎年そのことを忘れないように、
亡くなられた方への黙祷と、
今あることへの感謝と。

2021.01.16

営業開始


2021年、竹田写真館の営業が本日より始まりました。
年始早々緊急事態宣言の再発令など、
荒波の中での船出となりますが、
2021年の皆さんのお写真を気持ちを込めてしっかり撮影できるように、
感染拡大防止に努め、体調管理にも十分気をつけて
皆さんのお越しをお待ちしております。

本年も竹田写真館をどうぞよろしくお願いいたします。

 

2021.01.05

年始のご挨拶


新年あけましておめでとうございます。
竹田写真館は9回目の年始を迎える事が出来ました。
誠にありがとうございます。

昨年は新型コロナウィルの感染拡大により、
大変な一年でした。
今年も新年早々決して明るくはない状況が続いています。

なかなか今までの様な営業ができないことは
辛い部分でもありますが、
昨年の3ヶ月の休業期間を経て、
辛い部分も目をつぶらず、
しっかり受け止めて、
何より後ろ向きな心より、
営業できることへの喜び、
必要とされる喜び、
苦楽を共にお話しできる皆様との時間、
そんな前向きな明るい気持ちで、
やっぱりこの場所は守っていきたいと
強く思った2020年でした。

このような世の中でも、
決して変わらないものがあると思います、
またどんどん変わってしまうものもあると思います。
「毎年撮る」ことをテーマにした写真館としては
大切な思い、そして変化を残していける様、
決して不要不急ではない写真館として
世の中の変化を受け入れつつ
今年も前進していきたいと思います。

竹田写真館としまして
引き続き感染拡大防止に努めながら、
今後も条件付きでの営業を
続けて参りたいと思っています。

2021年版の『新型コロナウィルス感染拡大による条件付きでの営業』
並びに
毎年2月に開催しています『ポラロイド写真館についてのご案内』
につきましては、近日中にまとめて
こちらでご報告させていただきます。

長くなってしまいましたが、
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

館長 竹田俊吾

2020.12.31

2020年もありがとうございました


掃除をしながら、ペンキを塗りながら、
今年も無事にこの時を迎えられたことに感謝しながら、
一年の出来事を振り返っていくうちに、
ピンと張り詰めていた気持ちが
ゆっくりと落ち着いてきます。

今年は新型コロナウィルス感染症の影響により、
竹田写真館も色々な影響を受けましたが、
結果的にいい一年になりました。

これも一重に、
ご来館いただきました皆様、
いつも陰で写真館を支えて頂いている皆様のおかげです。
本当にありがとうございます。

竹田写真館は今年で9回目のお正月を迎えます。
毎年お越しいただくお客様も年々増えてきました。
年が明けた頃にお越しいただくお客様、
寒い時期にお越しいただくお客様、
寒さが和らいだ頃にお越しいただくお客様、
桜の時期にお越しいただくお客様、
ゴールデンウィークにお越しいただくお客様、
気候の良い時期にお越しいただくお客様、
梅雨の時期にお越しいただくお客様、
暑い夏の時期にお越しいただくお客様、
少し暑さが和らいだ頃にお越しいただくお客様、
活気のある秋の時期にお越しいただくお客様、
年末の時期にお越しいただくお客様

と、日本の四季が様々な様に、
その季節その季節に思い浮かぶお客様のお顔があって
一年一年の彩りとなっています。
それはそれは本当にありがたいことです

ただ今年は新型コロナウィルス感染症の影響で、
3月〜5月、寒さが和らぐ時期から桜の時期、ゴールデンウィーク、気候の良い時期
という一年の中でも出会いと別れ、新しいスタートにまつわる大切な時期が
自粛休業となり、
毎年お越しいただいていました皆さんとの間に
ぽかんと大きな穴が空いてしまった状態のままです。

時期をずらしてお越しいただいたお客様もいらっしゃいますが、
結局こちらからの一方的な休業案内でお断りしてしまったお客様もいらして
本当に申し訳ありませんでした。

レッドゾーンに突入した際のダイアリーでも書きましたが
不要不急という言葉で色々と翻弄されたというか
気持ちの部分でしんどい時期もありました。
一気に様々な状況が変化していく中、
営業すべきか、休業すべきか
苦しい選択をしないといけない状況が今も続いています。

写真撮影が不要不急なのか、
色々悩みましたが、
たくさんのお客様の笑顔、
そして毎年お越しいただいていますお客様とのいつもの時間に
背中を押していただいて営業させていただいている感じです。

新型コロナウィルス感染症で
亡くなられた方やそのご家族がたくさんいらっしゃいますし、
生活が大変な状況になられた方々
医療関係者、並びに直接大変な中、様々な対応に当たられている方々も
たくさんいらっしゃいます。
世界的に大変なことになっているこの感染症ですが、
今まで当たり前だったことに感謝できたり、
今まで以上に必要なことがみえたり、
悪いことばかりではないようにも思います。

この大変な一年の中、
竹田写真館も皆さんのたくさんの笑顔で
今まで以上に自分自身にとって大切な場所になりました。

改めまして本年も皆さま、ありがとうございました。
2021年もどうぞよろしくお願いいたします。

2020.12.04

大阪モデル、レッドステージに対する写真館の対応について

本日から12月15日まで、大阪モデルに基づく、大阪府新型コロナ警戒信号が
赤色信号になりました。
大阪府民に対して「できる限り、不要不急の外出を控えてください」
ということで、感染者拡大による、重症病床のひっ迫を受けて医療体勢が深刻になりつつある。
そんな状況からの大阪モデル、レッドステージ(非常事態)になりました。

竹田写真館では現在、条件付きでの営業とさせていただいています。
その条件の中には、
「政府、大阪府、関係機関などから、不要不急の外出を控えるよう要請があった場合は休業をさせていただきます」
という項目があるので、
本来なら休業をさせていただく段階に入ってしまったのですが、
下記の大阪府からの要請の内容を踏まえ
今まで通り、感染防止対策を徹底して、営業を継続したいと思います。
a、につきましては少し長くなりそうでしたので「竹田写真館の考え」として下記にまとめました。
d、につきましては、レッドステージ期間内でご来館予定のお客様には要請に従っていただくようにアナウンスさせて頂きます。

もちろんお客様側で、
重症化リスクの高い方、不安に感じられる方、今無理して撮影しなくてもいいという判断に至る方
それぞれの状況や考え方があると思います。
今までは、撮影は不要不急にあたるという個人的な観点から、
このような要請には直前の発表であっても全て応じてきましたが、
(結果お客様には多大なご迷惑をおかけし、こちらの思いに対しご理解をいただいてきました)
ただ、このコロナ禍での営業を続けてきた中で、
「今しか残せない」、「今を残したい」というたくさんのお客様の思いに触れ、
また毎年ご来館いただいているお客様もたくさんいらっしゃる中、
様々な考え方があるかとは思いますが、
今までのように、こちらから一方的に判断し休業するのではなく
今回は最終的な判断はお客様に委ねようと思いました。
もちろん今まで通り直前でもキャンセル料は頂きませんので、
しっかりご検討いただきまして、
当日朝までにご連絡いただけると幸いです。

日々状況が刻々と変化していきますので、
状況がさらに悪化した場合は、こちらの判断で、
直前でも休業とさせていただく場合もございます。
あくまでも現段階、現状況での写真館の対応とさせて頂きます。

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令和2年12月4日から令和2年12月15日まで『レッドステージ(非常事態)の対応方針に基づく要請』

府民・事業者の皆さまへ

府民の皆様へ

a、できる限り、不要不急の外出を控えてください
b、「5人以上」「2時間以上」の宴会・飲み会は控えてください
c、GoToEatキャンペーン事業で付与されたポイント又は既発行の食事券、府少人数利用・飲食店応援キャンペーン事業で付与されたポイントを利用した飲食を控えてください
d、重症化リスクの高い方(高齢者、基礎疾患のある方等)は、不要不急の外出を控えてください
e、高齢者の方、高齢者と日常的に接する家族、高齢者施設・医療機関等の職員は、感染リスクの高い環境を避け、少しでも症状が有る場合、休暇を取得するとともに早めに検査を受診してください
f、「静かに飲食」、「マスクの徹底」(飲食の際も会話時はマスクを着用)、「換気と保湿」

事業者の皆様へ

事業者の皆さまにおかれましては、各業界団体等(下記の内閣官房ホームページ掲載団体等)が
g、専門家の知見を踏まえ作成した感染拡大予防ガイドラインを遵守し、新型コロナウイルスのまん延防止にご協力をお願いします。

 

大阪府ホームページより(わかりやすくアルファベットをふっています)
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「竹田写真館の考え」
不要不急と言われると、正直悩みます。
家族やお越しになられる方々の記録は不要不急なのか??
春先からこの言葉が出てくるたびに
嫌な気持ちになってきました。
もしこれを認めてしまうと、
不要不急な仕事をしているということになります。

写真というものは、
ある人にとっては不要不急なものだと思います。というか不要な方もいらっしゃると思います。
ただある人にとっては今撮らないといけない大切な存在であると思います。
大きく分類してしまいましたが、
竹田写真館はどちらかというと写真が大切な存在だと思ってらっしゃる方に向けて
始めた場所でもあります。
だからこその煩わしい写真館であるんだと思います。
ただそんな写真を大切に思っているお客様にも、
今まで不要不急という言葉で、急な休業をお知らせしないといけないことが
再三ありました。
2月末から休業した際もそうでしたし、
3月末に一時営業を再開した時も、不要不急の県をまたぐ往来の自粛要請が発表された時は
府外のお客様にご来館の自粛をお願いしました。
もちろんその時期は卒園卒業、入園入学シーズンで
不要不急ではないのにそうお伝えしないといけない、
撮影って何なんだ!写真館って何なんだ!と
今しか撮れない写真を撮りに来られる
お客様のお気持ちにお応えできない悔しさと、
自ら思いを持って始めた写真館を
自らで否定しているような哀しさで、本当に辛い時期でした。
その後は再度しばらく休業をさせていただいていました。
営業再開後の夏頃には第二波が訪れ、
感染者の多かった東京都から不要不急の県をまたぐ往来、旅行や帰省の自粛要請が発表されました。
その際も東京からお越しの予定だったお客様に事情を説明して自粛いただきました。

ずっと今まで安全寄りのスタンスで、かつ感染拡大防止のために
様々なことを犠牲に営業を続けさせていただいてきました。
大変なのはどこも一緒ですし、もっと大変な職種の方もいらっしゃいます。
コロナウィルスで亡くられた方、そのご家族もいらっしゃいます。
当たり前のこととしてそうしてきました。

そんな中、秋の忙しい時期を迎え、毎年お越しいただいている方々の
いつもの顔、いつもの声、いつもの笑顔を見ているうちに、
やっぱり不要不急ではない、今しか撮れないものはある。
そして思いを持って、こんな小さな写真館を頼ってお越しいただける皆様に対する、
感謝の気持ちと、少しでも写真を通してお応えしたい。
そういう思いがどんどん膨らんでいきました。
夏頃は寒くなるこの時期に第三波がくることは予想していましたし、
緊急事態宣言や、営業自粛要請、不要不急の外出自粛、県をまたぐ移動の自粛などの要請があった場合は
いつでも従うつもりでいました。
お客様にも休業する旨などの条件をご了承いただきながら、
走れるところまで走ろうと思いここまで、12月までなんとか営業を続けて来れました。

そして今回のレッドステージの発表を受け、
一晩考えましたが、
基本的にはご家族単位であること、他のお客様同士が接する機会がないことを踏まえ、
引き続き感染拡大防止にしっかり取り組み、気を付けながらでしたら、
営業させていただいてもいいんじゃないかという結論に至りました。

コロナが騒がれて約一年、この間にももちろん
新しい命が誕生して、新しく家族になられた方々がいて、お子さんも一年分成長されています。
色々な思いや考えの個人差、温度差もありますし、
感染者の拡大により大変なことになられる方、職業の方もいらっしゃると思います。
そういう気持ちを持ちながら、感謝しながら
条件付きでの営業を続けさせて頂きたいと思います。
長くなりましたが、どうぞよろしくお願いいたします。

2020.09.22

九年目に向けて

竹田写真館は開業して
本日で八年が経ち、九年目を迎えます。

これまで写真館にお越し頂きました全ての皆様。
そしていつも写真館を支えて下さっている皆様。
ありがとうございます。

本年は新型コロナウィルスの感染拡大により、
一年前とは全く違った日常になりました。
少し日常は取り戻りつつはありますが、
元の生活に戻ったというよりは、
新しい生活様式に慣れてきたという感じなのかなと思います。

竹田写真館も約三ヶ月お休みを頂きまして、
感染拡大防止に努めてきました。
そして自粛休業明けから現在に至るまで、
一時緩和した時期もありましたが、
基本的には条件付きでの営業を続けさせていただいております。

新型コロナウィルスのおかげで
失ったものもたくさんあるかもしれませんが、
得たものも、たくさんあったように思います。

考え方にも多少の変化があったかもしません。

自然災害などが起こるたびに、
何もできない歯痒さが付きまといます。
写真というものは大切なものではありますが、
生きる上で、必要なものではありません。
世の中が平和で安心して暮らせる時代だからこそ
必要とされるものだと思います。

今回のこともそうですが、
このような状況の中でも、もちろん新しい生命が誕生して、
ご結婚されたり、入学、卒業、とそれぞれの時間、物語が進んでいきます。
そのようなタイミングでお問い合わせいただく皆さんの思いと
写真館という特殊な場所、また町の写真館として営業している以上、
感染をさせない、感染拡大防止に努めないといけない。
という二つのことを天秤にかけるのは本当に辛かったです。

結果的には後者を選びましたが、
今は少しこの生活にも慣れてきて
日常が戻りつつある中で、
皆さんの思いにお応えしていきたい気持ちでいっぱいです。

まだまだご不便をかけてしまう営業スタイルですが、
中身は何一つ変わっていません。
皆さんそれぞれと、
お会いできて、お話しして、撮影できる日を
楽しみにしています。

今後とも、竹田写真館をどうぞよろしくお願いいたします。

2020.07.20

続けることの大変さと、続いてることへの感謝




何事も続けることがいかに大変なことか。

自粛期間中に、マイケルジョーダンのドキュメント
「ラストダンス」を鑑賞しましたが、
あのバスケットボールの象徴、マイケルジョーダンでさえ
モチベーションを持続させることの大変さが、
映像から窺い知れました。

先日のダイアリーでも書きましたが、
この春、徳島の立木写真館が137年の歴史に幕を閉じました。
他にも、この新型コロナウィルスのパンデミックの状況下で、
一度は名前を聞いたことのあるような会社や店が
続々と閉店、倒産しています。
自分の身近なところでも、
そういったニュースが飛び込んできています。

もちろん感情的にはそれはすごく悲しいことです。
今まで当たり前のようにあったものがなくなるんですから。
でも冷静に考えると一つの時代の終わりであるんだと思います。
徐々に移り変わる時代の変化もあれば、
このような急激な時代の変化もあるんだなと実感しています。

といっても自然災害で、そこにあったものがなくなったわけではなくて
今までの仕組みや今までの形、やり方の終焉であって、
そこにはまた新しい時代へ適応できる新しい仕組みや形、
やり方が生まれるということですから
ある意味、チャンスでもあるということだと思います。

ただ、それがどんどんスマホ一つで収まったり、
架空なものになっていくのは、さみしいことで。
やっぱり人が介在することが、
自分の足で体験できることが、
自分は好きなんだなぁ、と改めて感じました。

そんな中、近くのディーラーさんが本日で
89年の歴史に幕を閉じられます。
レンタカーのサービスもされていて、
本当にたくさんお世話になりました。
1年以上前だと思いますが、
ある日「竹田さん、実はレンタカーのサービスをやめるんです。」
と言われびっくりしていましたら、
「竹田さんは、今まで通りお使いいただいて構いませんので!」
と特例でそのまま使わせていただいておりました。
朝早い時間、夜遅い時間、営業時間外でも融通を利かせていただいたり、
長女の自転車の補助輪を取っていただいたり。
夏休みの帰省の際に借りた時は、
「お盆はうちも休みなんで、お盆期間中の代金はいらないですよ!」とか。

今はスマホ一台あれば、シェアカーを借りれる便利な時代ですが、
こういう顔が見える関係というのは
古いタイプの人間にとっては本当にありがたいことでした。
よくよく考えると日常の買い物も、食品に関しては、
ほぼほぼ空堀商店街とその界隈のお店で賄えています。
魚屋さん、お肉屋さん、昆布屋さん、果物屋さん、
いい食材が揃うスーパー。
その道その道のプロフェッショナルが
扱う商品が買える、
そしてそんなお店が続いていることに感謝しかありません、

まさに自分がやりたい写真館というのはこういうことなんだと思います。
そしてそうなれるためにも、心を健全に、きちんと準備をして
世の中の空気や時代が変わっても、
変化しながらも、根本はブレず、
満足いただける商品を提供し続けることが、
本当に大切なことだと改めてこの大変な時期に思います。
40歳半ばで、まだまだ反省の日々ですが
街の先輩たちの様に
1日も長く続けられるように、これからも頑張っていきたいなと
改めて思う次第です。

七五トヨペットの皆さま
今まで大変お世話になりました。
本当にありがとうございました。

2020.07.10

もも







ちょうど5年前の6月ごろ、
お仕事で何日か、伏見桃山の「もも」を探す旅をしていました。
写真館が今の場所になってまもなくの頃です。

実は私が生まれたのは伏見で、
というのも母親の実家が伏見だったので
伏見の病院で生まれたのですが、
小さい頃はおじいちゃんおばあちゃんに
会いによく伏見に行っていました。
小学校になると大げさかもしれませんが、
夏休みの半分くらいは預かってもらっていたかもしれません。
高学年になると弟を連れて
電車に乗って二人で行くこともありました。

そんな伏見も
中学くらいになると部活が忙しくなったりで、
訪れる回数も減っていきました。
その後、おじいちゃんおばあちゃんが亡くなってからは
お墓まいり以外に、ほとんど訪れることがなくなっていたので
お仕事を頂いた時は不思議な縁を感じました。
なんか呼ばれるような感覚というか。

基本的には伏見の記憶は幼少の頃の記憶だったので、
意外とこんな小さな道だったんだなぁとか、
サイズ感の驚きはありましたが、
歩いた道、何気なく見ていた景色。
変わらず残っているものがたくさんありました。
そんなゆかりのある場所の歴史に触れるお仕事だったので、
見慣れた景色が違って見えてきたり、
自分が生まれてきたルーツとも重なって不思議な感覚でした。

伏見といえば坂本龍馬にもゆかりある街で、
まさか高知の奥さんをもらうなんて思いもよりませんでしたし、
最初の伏見桃山城を築城したのは豊臣秀吉で
今写真館がある場所が、大阪城の空掘にあることとかも
何か説明ができない縁のようなものを考えてしまいます。
もちろん、たまたまという言葉でも片付けれるのかもしれませんし、
縁を辿れば何かしらに結びつくのかもしれませんが
どうもそうは思えないんですね。

今まで沢山色々なお仕事をさせていただいてきましたが、
その中でもとりわけ記憶に鮮明に残っているお仕事というのもあって、
そういったお仕事は口では説明ができない
そんな不思議な感覚、巡り合わせ、縁というのがあるように思います。
そもそも写真ってそんなものなのかなとも思うようにもなってきました。
降るべくして雨が降って自然界を循環しているように、
出会うべくして出会うような。
撮りたいと思って撮っているのではなく、
撮らせてもらっているような感じといいますか、、、。

先月この伏見のお仕事をご一緒させていただいた方の
訃報を知りました。

同い年のその方とはここ2、3年ご一緒できていなかったので
近況を伺ってはいなかったのですが、
その方の新刊を最近取材先の書店で見つけところだったので、
あーお元気にされているんだなぁと勝手に思っていました。
なので本当に言葉が何も出てこず、
頭の中が、ただただぐるぐる回るような日々が
しばらく続いていました。

そんなタイミングで、雑誌のお仕事で伏見のお店の取材が飛び込んできまして、
これも不思議で、伏見にはその時以降お墓まいりにしか行けていなかったので
本当に呼ばれるように、、、あの時、探し求めた「もも」を見に行きたい
という衝動にかられ、
取材日当日、早い時間に伏見に降り立ちました。

5年前に探し当てた「もも」の写真が、
その時のお仕事の冊子の表紙になったのですが、
取材期間中は実はまだ全く色づいていなくて、
その後、何度も何度も足を運び、締め切りが迫る中
7月上旬にようやく色づいて撮影した写真を
すぐに納品したという思い出がありました。

まさにその時と同じような時期だったので
もう色づいたたくさんの「もも」に出会えることを半ば確信して、
高鳴る気持ちを抑えて現場に向かったのですが、
残念ながらその場所にあったはずの「もも」の木がありませんでした。
塀も新しくなっていました。
あまりに景色が変わっていたので本当にここかどうか、
自分の記憶を疑いましたが、
5年前、塀の上になっている「もも」に近づきたくて
右往左往していたら、近所のお宅の軒先きの木を
剪定されている方がいらっしゃって、
脚立を借していただいたんですが、
そのお宅がそのままの姿で残っていたので、
この場所だと確信しました。
それは同時に悲しい現実でもありました。

写真をやっているからか、この年齢になったからか
わかりませんが、人生の中での過ぎていく日々の分量が
どんどん増えてきて自分でも整理できないようになってきています。
特にそういうものを切り取っていく仕事なので
余計にそう思います。

でもあの頃と変わらず登下校をする学生さんの姿が
変わらずそこにあることが、
スーッと現実に戻してもらったような不思議な時間でした。

そしてその方と少し会えたような気持ちになりました。

2020.05.22

写真館移転から5年が経ちました、そして料金の値上げについてのご案内

竹田写真館は今の場所にスタジオを構えて
本日5月22日で5年が経ち6年目を迎えます。
写真館開業は遡ること2012年の秋なので
この秋で9年目を迎えます。
間借りからスタートした写真館が
こうやってスタジオを構えることができ、
5年が経った今も営業を続けさせていただけるのも
ご利用頂いています皆様、
影で支えてくださっている皆様のおかげです。
改めまして御礼申し上げます。

そしてそのようなお客様に、
新型コロナウィルスで大変な状況の中、
そして世の中が少し明るい気持ちになり始めた
このタイミングで
お伝えしないといけないことがあります、、、。

昨年10月の消費税増税により、
家賃、必要な資材が値上がりをいたしました。
写真館も料金の値上げを考えましたが、
増税のタイミングが写真館にとって悪かったのが、
10、11、12月は一年の中で最も忙しい時期で、
七五三、年賀状用、また一年の締めくくりに
毎年の恒例行事にしていただいてるお客様も
ありがたいことに少しづつ増えてきていましたので、
せっかく大勢のお客様が来られるこの時期は
とりあえず料金そのままでやってみて
ちょっと厳しいようだったら、
写真館が少し落ち着いた時期に告知をし、
今年6月1日頃からの値上げの検討を考えていました。

時期が重なるように発生しました
新型コロナウィルスのパンデミック。
感染拡大防止のため2月末から5月のこの時期まで、
3月末の二日だけ一時営業を再開しましたが、
約3ヶ月にわたり感染拡大防止のため
休業をさせていただきました。
まさかこのような周年を迎えるとは夢にも思っていませんでした。

コロナのせいでと言いたくはありませんが、
休業期間中の様々な影響。
再度、休業せざるを得ない状況になる可能性。
また営業再開後も、条件付きでの営業で
今までと同じスタイルではできませんので
そういう部分での影響もあります。
また子供達の学校の環境、
忙しい時期には、子供達を両親に見てもらっていましたので、
今まで通りがっつり週末に写真館を営業できるのか。
大小様々な影響を写真館も受けております。

もちろん皆様もそれぞれ大変な状況だと思います。
そんな中こちらからの一方的な休業決定で
ご迷惑をおかけしてしまったお客様、
休業中にご来館をご予定していただいてお客様
に対してはもちろんですが。
毎年お越しいただいているお客様のお顔を思い浮かべ、
世の中が下を向いている状況での値上げは、
本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

この状況の中、本来ならわざわざ
お越しいただいてお顔を見れるだけでも
そして仕事ができるということだけでも
嬉しいことなんですが、
そういった思いとは別の部分で、
健全に写真館を運営していかないといけない
実情というのもあります。
私自身も先行きが見えないこの時期の値上げに関しましては
正直不安しかありません。
毎年撮ることをテーマにした写真館である以上、
なるべく値上げはしたくなかったんですが、
それ以上に続けていかないとこの写真館の意味がない
その思いで一杯です。

せめてもの気持ちで値上げするタイミングを
6月1日ではなく、少し先延ばして、
9月1日からにさせていただこうと思います。
まもなく条件付きでの営業を再開致しますが、
コロナウィルスの第二波、第三波が訪れる可能性も十分に考えられます。
特に寒くなる季節は感染拡大の可能性が高いと思われます。
もしその予想が残念なことに当たってしまうと、
本来ならたくさんのお客様で賑わう秋が
再度、休業せざるを得ない状況になるかもしれません。
そういう意味も込めて8月末までは料金据え置きで、
是非
お値段がそのままの間に、
コロナウィルスの次の流行が来る前に
お越しいただきたいと思います。

値上げの具体的な内容ににつきましては、
7月ごろにご案内させていただきたいと思います。
本当に心苦しいですが、
何卒ご理解ご了承いただけると幸いです。

2020.05.03

今できること 第一弾

緊急事態宣言の延長が現実味を帯びてきました。
2月末から、二日だけ一時営業を
再開させていただいたとは言え、
二ヶ月が過ぎ、これだけ長い間お休みさせていただくと
さすがに、心も体も鈍ってきます。
いろいろな不安もありますが、
「頭で考えるより、体を動かせ」を実践してきたタイプなので
この状況下でも何かできることを、
今できることを考えました。

 

今できること第一弾は、
「商品撮影無料お手伝い」です。

今の状況でお仕事が大変なことになっておられる、
竹田写真館のお客様に対して、
商品撮影を無料でさせていただきます。
というお手伝いです。

自粛期間中なので、お店や会社に伺ったり、
人物のお写真を撮るわけにはいかないので、
写真館や周辺で撮れる商品限定になりますが、
「動く」ことと「会う」ことを避けながら、
自分の持っている技術と写真の力で
少しでもお力になれればと思います。

本日から一週間以内のお申込み、
通常の竹田写真館にご来館頂いたことのあるお客様限定で
進めさせていただきます。

撮影ご希望の商品、使用用途、どのように撮りたいか、
仕上がりのイメージなどもあれば
お問い合わせにメッセージ添えてください。

商品の受け渡しに関しましては、
個別にメールにてご案内いたします。

お気軽にお問い合わせ下さいませ。
お問い合わせ

 

 

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